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COLUMNコラム

2025年無形文化遺産に認定!ブンボーフエの魅力とフエで外せない名店6選

2025.07.12

2025年無形文化遺産に認定!ブンボーフエの魅力とフエで外せない名店6選




ようこそ、ベトナム中部の文化の中心地・フエへ!

 王朝の面影を残す古都フエは、美しいフーン川のほとりに広がり、歴史的建造物だけでなく、繊細で奥深い食文化でも多くの旅行者を魅了しています。その中でも、ブンボーフエはフエを代表する料理のひとつと言えるでしょう。

2025年7月6日、ブンボーフエはついにベトナム国家無形文化遺産に正式に登録されました。これはフエの人々だけでなく、ベトナム全体の食文化にとっても大きな誇りとなっています。

そして今回は、フエで4年間大学生活を送りながら暮らした私自身の経験をもとに、これまでに訪れたたくさんの美味しいブンボーフエのお店の中から、特におすすめしたい厳選6店をご紹介します。

老舗の伝統的なお店から、夜遅くまで営業している便利なお店まで、観光の合間にも立ち寄りやすいアクセスの良い立地も考慮して選びました。

 この記事を通して、皆さんにもブンボーフエの魅力をたっぷり味わっていただければ嬉しいです!

 

1. ブンボーフエとは?――宮廷から郷土の象徴へ




ブンボーフエは、ベトナム中部、特にフエを発祥とするスープ麺料理です。

 フォーのようなあっさりとした味わいとは異なり、ブンボーフエはコクのある濃厚なスープにピリッとした辛さが特徴。甘味・塩味・酸味・辛味のバランスが絶妙で、フエならではのアイデンティティが感じられる一品です。
 

宮廷起源




公式な資料では確認されていないものの、多くの人々は「ブンボーフエ(Bún Bò Huế)」が阮朝(グエンちょう)時代に形成され、厳格な素材選びと手の込んだ調理法で知られる宮廷料理の影響を受けていると信じています。やがて、この料理は日常生活にも広まり、フエの人々にとって欠かせない朝食の一部となりました。小さな屋台から老舗の食堂まで、さまざまな場所で親しまれています。
 

一杯に込められた風味の芸術|ブンボーフエを支える7つの要素




以下は、一杯の中に込められた要素です:
• スープ:牛骨と豚足をじっくり煮込み、レモングラス、赤玉ねぎ、マムルオック(発酵エビペースト)、チリで仕上げた、香り豊かで辛味の効いたスープ。
麺:丸く太めで適度な弾力があり、熱々のスープによく馴染みます。
牛肉:赤身やスネ肉がスライスされ、しっとりと柔らか。
豚足:ぷるぷるとしたゼラチン質が、スープにコクを加えます。
豚血とカニ風味練り物(店舗による):食感と味にバリエーションをプラス。
香味野菜:千切りパパイヤ、もやし、パクチーやミントなどのハーブで、清涼感と食感のアクセントを添えます。

これらすべてが調和し、フエの歴史と風土を感じさせる、心温まる一杯を完成させています。

2. ブンボーフエの魅力はどこにある?- この特別な味の秘密とは?


スープ:ピリッと辛くて、コク深い—一口で虜になる味

 ブンボーフエのスープは、何時間もかけてじっくり煮込まれた牛骨スープに、香り高いレモングラス、赤玉ねぎ、チリオイル、そしてフエ特産の発酵エビペースト「マムルオック」を加えることで生まれます。

 自然な甘みと旨味がぎゅっと詰まったそのスープは、表面に浮かぶ赤い香味油が目にも鮮やかで、ピリ辛ながら深いコクがあり、他の麺料理とは一線を画す味わいです。
 

麺:太くて弾力があり、食べごたえ抜群



 ブンボーフエの麺は、一般的な米麺よりも太くて丸く、少し弾力のある独特の食感が特徴です。スープとの相性がよく、最後まで熱々の状態で楽しめます。一口すすれば、その満足感に思わず笑顔がこぼれるはず。
 

マムルオック:フエの魂を感じる、隠し味の決め手




 マムルオックは、小さな海老を自然発酵させて作る、フエ地方ならではの伝統的な調味料。ブンボーフエでは、このマムルオックを牛肉に下味として使ったり、スープに少量加えたりすることで、料理全体に奥行きと深みを与えています。

 たとえ少量でも、香りと味わいの決め手となり、まさに「フエの味」と呼ぶにふさわしい存在です。

 

3. 正しい食べ方のコツ ― 海外旅行者向けアドバイス


ブンボーフエの美味しさは、素材の良さだけでなく、その独特な風味を引き立てる繊細な食べ方にもあります。以下に、ブンボーフエをより美味しく楽しむためのおすすめのステップをご紹介します:

マムルオック

マムルオックを小さじ約½杯加える。辛いものに慣れている人は量を増やしてもOK。初めてなら少なめがオススメ。
 

唐辛子とレモン(またはカラマンシー)

唐辛子とレモン(またはカラマンシー)を絞ってアクセントに。
 

香味野菜と麺をしっかり混ぜる

香味野菜と麺をしっかり混ぜることで、風味が一体化。
 

熱いうちにいただくのがベスト。

熱いうちにいただくのがベスト。スープの香りと深い味わいを逃さず楽しめます。

4. フエ風牛肉麺(ブンボーフエ)をお店で味わう際の注意点:知っておきたいこと

フエ名物「ブンボーフエ」は、地元の人々にとって朝の定番料理。本場で味わう機会を存分に楽しむために、以下のポイントを押さえておきましょう。初めての方はもちろん、何度も食べている方にも役立つ情報です。
 

お店選びは慎重に

・地元の人のおすすめが一番確実ですが、そうでない場合は Google マップやSNS、グルメ系ブログを参考にしましょう。
・ただし、広告目的のレビューも多いため、評価は冷静に見極めることが大切です。
・宿泊先から近いお店を選ぶと、移動の手間が省けて便利です。
・行く前に「場所・営業時間・雰囲気・価格帯・メニュー構成」などの基本情報を事前にチェックしておきましょう。

 

営業時間に注意 – 早起きがカギ

・ブンボーフエは朝食として親しまれているため、多くの店は朝6時〜10時頃までしか営業していません。
・中には昼や夜まで営業している店もありますが、数は少ないため、事前に営業時間を確認してから訪れるのが安心です。

調味料とトッピング – 何が無料で、何が有料?

・テーブルには、サテ(辛味ペースト)、ヌクマム(魚醤)、生唐辛子、ライム、生野菜などが基本的に無料で用意されています。お好みで使って自分の味に調整しましょう。

・ただし、「ネム(発酵肉)」「チャールア(豚のハム)」「チャークア(蟹のすり身)」など、追加のおかずは別料金になるのが一般的。節約したい場合は、注文前に料金を確認しておくと安心です。


イートインがおすすめ

・持ち帰り対応の店も増えていますが、ブンボーフエは店内で食べるのが一番美味しいとされています。
・熱々のスープ、シャキシャキの生野菜、香り高い香辛料をその場で味わうことで、本来の魅力を最大限に感じられます。

味の濃さに注意 – フエならではの個性

・フエの人々は、塩気がしっかりした濃い味付けを好む傾向があります。
・薄味に慣れている方(特に北部ベトナムや日本などからの旅行者)は、ライムを多めに絞ったり、野菜を多く入れたりして、味を調整すると食べやすくなります。




もし「どこで本場の味のブンボーフエを食べればよいか」まだ迷っているなら、心配はいりません。

このあとすぐに、フエを訪れた際にぜひ試してほしい、美味しくて評判のブンボーの名店をいくつかご紹介します。伝統的な老舗から、地元の人にも観光客にも支持されている人気店まで、幅広く取り上げています。

5. フエでブンボーフエを食べるならどこ?現地通おすすめの名店7選をご紹介!

ブンボーフエはフエを代表する名物料理。私自身も学生時代、朝ごはんや夜食に何度も助けられた、大好きなソウルフードです。旅行で訪れたら一度は食べてみたい一品ですが、「お店が多すぎてどこに行けばいいのか分からない…」という方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、フエに4年間住んでいた筆者が、実際に食べ歩いて美味しかったお店の中から厳選した6店舗をご紹介します。

昔ながらのローカルな名店から、旅行者にも行きやすい清潔でアクセスの良いお店、そして夜遅くまで営業している便利なお店まで、さまざまなスタイルのお店をピックアップしました。

どのお店もそれぞれ個性があり、味付けやトッピング、雰囲気も異なりますので、ぜひ滞在中に食べ比べて、お気に入りの一杯を見つけてくださいね。

それでは次のセクションから、順番におすすめのブンボーフエ店を詳しく紹介していきます!

 

ブンボーフエ・メーケオ店(Mệ Kéo)– 70年以上地元民に愛され続ける伝説の名店


出典: MIA

本場の伝統的なブンボーフエを味わいたいなら、「ブンボー・メーケオ」は外せません。70年以上の歴史を持ち、地元の人々から観光客まで、世代を超えて愛されてきた老舗の人気店です。

「メーケオ」という店名は、初代店主への敬意を込めた呼び名で、「メー」は年配の女性に対する親しみと尊敬を込めたベトナム語です。店構えは素朴で小さいながらも、朝には行列ができるほどの賑わいを見せています。

このお店の特徴はセルフサービス形式であること。注文はキッチンで直接行い、自分で料理を受け取り、テーブルに運びます。野菜を追加したい場合も自分で取りに行く必要があります。海外旅行者にとっては少しハードルが高いかもしれませんが、地元のリアルな雰囲気を体験できる貴重な機会です。

営業は朝6時から10〜11時頃までと限られているため、訪れるなら早朝がベストタイミング。素朴ながら味わい深い、フエの歴史を感じさせる一杯をぜひ体験してみてください。

 
店舗 Bún bò Mệ Kéo
住所 20 Bạch Đằng, tổ 19, Huế, Thành phố Huế
営業時間 06:00–11:00
値段 ~50.000VND(~280円)
 


【フエ名物】Cẩm(カム)– 観光客にもおすすめのブンボーフエ専門店|フーン川近く


出典: Google Map

フエ観光の合間に、手軽に本場のブンボーフエを楽しみたい方におすすめなのが、「Cẩm(カム)」です。お店はフエのメインストリートLê Lợi通り沿いにあり、センチュリーリバーサイドホテルのすぐ隣、ナイトストリートからも徒歩圏内というアクセス抜群の立地にあります。

店内は清潔感があり、スタッフの対応も丁寧で親切。さらに、フエ市が認定した「ブンボーフエ」の公式商標を持つ数少ないお店の一つで、味や品質にも定評があります。

スープは、レモングラスと発酵エビペースト(マムルオック)の風味がしっかり効いた深みのある味わい。具材もとても豊富で、無添加のカニ団子、牛すね肉、牛ハム、スペアリブ、豚の血ゼリーなどが贅沢にトッピングされています。

サイズは小・中・大の3種類から選べるため、食欲や時間に合わせて調整できるのも嬉しいポイント。価格は並盛が40,000VND(約230円)~、全部乗せの特製Dac Bietが60,000VND(約340円)(¥1 JPY = 176,8 VND)と、コスパも良好です。

清潔で安心、観光にも便利な立地にある「Cẩm」は、ブンボーフエ初心者や外国人観光客にもぴったりの一軒です。フエに訪れた際は、ぜひ一度立ち寄ってみてください!

 
店舗 Quán Cẩm – Bún bò Huế
住所 45 Lê Lợi, Phú Hội, Huế, Thành phố Huế
営業時間 06:00–21:00
値段 40.000 - 60.000VND(230円~340円)
 

1992年創業!深夜営業のブンボーフエ店「Mỹ Tâm」— フエの隠れた名店
 


深夜にしっかり食べられるブンボーフエを探しているなら、1992年創業の老舗「Mỹ Tâm(ミー・タム)」がおすすめです。30年以上地元で親しまれてきたこのお店は、観光客にも入りやすく、安定した味とサービスが魅力です。

ブンは細めで柔らかく、スープはすっきりとした甘みと香ばしいレモングラスの香りが絶妙なバランス。脂っこくなく、優しい味わいが特徴です。どの具材も新鮮でたっぷり、一杯で十分満足できるボリュームです。

価格は以下の2種類から選べます:
40,000ドン:お得なミックス(チャーシューなし)
65,000ドン:特製全部のせ(豚足・牛肉・牛すじ・カニ団子・チャー・血ゼリーの6種類入り)

特製盛りはかなりのボリュームで、しっかり食事をしたい方にもぴったりです。

このお店のもう一つの魅力は、スタッフの温かさと丁寧な対応。英語は少ししか通じませんが、どのスタッフも笑顔で一生懸命対応してくれるので、外国人旅行者も安心して食事を楽しめます。

また、駐車スペース(車OK)もあり、家族連れやグループ旅行にも便利です。

「ファストフードよりも温かくてしっかりした夜食が食べたい」「夜遅くでも営業しているブンボーフエ店を探している」という方にとって、「Mỹ Tâm」は間違いなくおすすめの一軒です。

 
店舗 Bún Bò Huế Mỹ Tâm
住所 3 Trần Cao Vân, Vĩnh Ninh, Huế, Thành phố Huế
営業時間 06:00–00:00
値段 30.000 - 50.000VND(170円~280円)
 

Bún Bò Huế Sen(セン)– 西洋人街で出会えるやさしい味のブンボーフエ


出典: Tripadvisor


多くの外国人旅行者が集まるダナンの西洋人街にある人気店「Bún Bò Huế Sen(セン)」。

 清潔感のあるシンプルな店内と、丁寧な接客で、初めての方でも安心して入れるお店です。

こちらのブンボーフエは、伝統的な濃い味ではなく、スープがあっさりめでやさしい口当たり。豚足の代わりにスペアリブ(骨付き豚肉)を使用しており、重たくなりすぎず食べやすいのが特徴です。

一杯のブンボーには、牛肉・スペアリブ・豚の血ゼリー・蟹つみれがバランスよく入り、さらに新鮮な生野菜もたっぷり添えられています。
「ブンボーフエは気になるけど、濃い味が苦手…」という方や、ベトナム料理初心者にもぴったりの一軒です。

 
店舗 Bún Bò Huế Sen
住所 69 Võ Thị Sáu, Phú Hội, Huế, Thành phố Huế
営業時間 06:00–23:30
値段 40.000 - 70.000VND(230円~400円)
 

ブンボーフエ・ムーゾイ(Mụ Rơi)――薪火で煮込む、伝統の味を守るフエの老舗


出典: Vnexpress


フエの歴史的建造物「フエ王宮)」のすぐ近くに位置するムー・ゾイ(Mụ Rơi)は、昔ながらの調理法を守り続けることで知られるブンボーフエの名店です。

このお店の最大の特徴は、今でも薪火でスープを煮込んでいること。店主は「電気コンロに切り替えようと思ったこともあるが、薪の香ばしさが失われてしまう」と語り、長年にわたって伝統の味を大切に守り続けています。

スープは屠殺場から直接仕入れる新鮮な素材を使用して丁寧に煮込まれ、自然な甘みと深いコクが感じられます。一度食べたら忘れられない味わいで、何度も足を運ぶリピーターも少なくありません。

さらに、この店の名物は「チャーカー(chả cua)」入りのブンボーフエ。手作りの蟹団子は、ふわっとした食感と豊かな風味で、スープとの相性も抜群です。保存料を一切使わず、丁寧に練り上げられたチャーカーは、一口で虜になる美味しさです。

地元の人々に長く愛される味、そしてローカルな雰囲気を楽しみたい方にはぴったりのお店。フエでディープな食体験をしたい旅行者には、間違いなくおすすめの一軒です。

 
店舗 Bún Bò Mụ Rơi
住所 40 Nguyễn Chí Diểu, Phú Hậu, Huế, Thành phố Huế, Việt Nam
営業時間 06:00–10:00
値段 30.000 - 60.000VND(170円~340円)
 


Bún Bò Cảnh Vân(カイン・ヴァン)– ごはん付き!?フエならではのユニークな食べ方 



「ブンボーにごはん?」

 初めて聞くと驚くかもしれませんが、フエでは昔から「ブンボーフエ+白ごはん」の食べ方が一般的。そんなユニークな食文化を体験できるのが、フエ最大のローカルマーケット「ドンバ市場(Chợ Đông Ba)」のすぐ近くにある「Bún Bò Cảnh Vân(カイン・ヴァン)」です。

ドンバ市場はフエ最大のローカルマーケットで、お土産やベトナム料理を楽しめる人気スポットです。観光のついでに立ち寄るのにもぴったりの立地です。

このお店では、ブンボーを注文すると小さな白ごはんが無料で添えられてくるのが特徴。ブンはあっさりしていて腹持ちがやや弱いため、「お腹をしっかり満たしたいときにはごはんと一緒に食べる」のがフエ流です。

スープは香ばしい魚醤の香りとしっかりとした旨味があり、具材もチャー(練り物)、豚足、牛肉など豊富で、地元の人から長く愛される一杯です。

ローカルの“本物のフエ”を体験したい旅行者にぴったりの一軒です。ドンバ市場の散策と合わせて、ぜひ一度足を運んでみてください。

 
店舗 Bún bò cơm nguội Cảnh Vân
住所 198B kiết 4 Chi Lăng tổ 3, Phú Cát, Huế, Thành phố Huế
営業時間 05:30–11:00
値段 25.000 - 40.000VND(141円~226円)
 


Bún Bò Hạnh(ハン)– 超特大クラブケーキと濃厚なフエの味わい


出典: Google Map

アンクー市場近くに位置するローカル人気店「Bún Bò Hạnh」。

 このお店の魅力は、香り高いレモングラスとフエ特有の発酵エビペースト(マムルオック)がしっかり効いた濃厚スープにあります。

最大の特徴は、丼の半分を占めるほどの“超特大クラブケーキ(カニのすり身揚げ)”!
 カニミートの旨味がぎゅっと詰まった手作りのチャークア(chả cua)は毎日作りたてで、他ではなかなか味わえない贅沢な一品。

清潔感のある店内と、素早い接客も好評。
 一人旅の方もグループ旅行の方にもおすすめの穴場グルメスポットです。

 
店舗 Bún Bò Huế Sen
住所 69 Đặng Văn Ngữ, An Đông, Huế, Thành phố Huế
営業時間 07:00–21:00
値段 30.000 - 50.000 VND(169円~282円)
 

6. まとめ|ブンボーフエ:ベトナム文化を味わう一杯

ブンボーフエ(Bún Bò Huế)は、中部ベトナム・フエの代表的な料理であり、単なるローカルフードを超えて、地域の文化と歴史を語る一皿です。

2025年には、ベトナムの無形文化遺産として正式に登録され、国内外からの評価と注目がますます高まっています。

ピリッと辛いスープに牛肉やカニ練り物(チャークア)、たっぷりの生野菜が絶妙に調和したこの料理は、味わい深いだけでなく、フエの人々の心と伝統を感じられる貴重な体験でもあります。

フエを訪れる際は、ぜひローカルのお店で熱々のブンボーを一杯味わってみてください。
 その一口が、あなたをより深くベトナム文化に近づけてくれる入口になるでしょう。
フエ旅行で外せないグルメ体験として、ブンボーフエをお忘れなく。





❓ ブンボーフエとフォーの違い&よくある質問10選(FAQ)

フォーは平たい米麺と牛骨スープを使ったあっさり味が特徴。一方、ブンボーフエは太めの丸い米麺に、レモングラスやエビ発酵ペースト(マムルオック)を加えたスパイシーで濃厚なスープが魅力です。チャークア(カニの練り物)、豚足なども入ります。

お店によりますが、一般的には中辛〜辛口です。辛さが苦手な方は、注文時に「辛さ控えめ」と伝えれば調整してもらえます。

多くのお店は朝(6:00〜10:00)に営業していますが、一部の人気店では昼や夜も営業しています。訪問前に営業時間を確認するのがおすすめです。

マムルオックは独特な香りでブンボーフエの個性を際立たせますが、苦手な方は「別添え」や「抜き」にすることも可能です。

バナナの花、もやし、ミント、ベトナムバジル、コリアンダーなどが一般的。店舗によってはレタスや地元特有の香草も加わります。

ローカル店では25,000〜45,000VND(約150〜300円)が相場。トッピングや立地によって変動します。

ハノイ、ダナン、ホーチミンなど、ベトナム各地で楽しめますが、味やスタイルは地方によって多少異なります。

辛さとマムルオックを調整すれば、お子さまでも問題ありません。具材はチャーや牛肉のみのシンプルな内容がおすすめです。

はい、多くの外国人旅行者に人気があります。ただし、初めての場合は辛さや発酵調味料に注意し、小盛りから試してみるのが無難です。

単なる料理にとどまらず、フエの人々の暮らし・歴史・文化が詰まった伝統食であり、その価値が認められて2025年にベトナムの無形文化遺産に指定されました。


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