【ベトナムグルメ/コム(Cốm)】緑色のもち米・ハノイの秋の名物
2022.04.28
ハノイ市街から西に約7km離れたボン村で植えられている稲から「コム」と呼ばれる緑色のもち米が作られます。スイーツとして食べられることが多く、秋になったら食べたいハノイの名物です。
コムとはまだ成熟しないもち米で、とても柔らかく緑色をしています。
コムの作り方は、若いもち米を収穫し水に漬け、水面に浮かび上がってくるものを取り除きます。香りが出て柔らかくなるまで炒り脱穀し、木造の臼を使って挽いたら出来上がりです。
Cốm Vòng(コムボン)は2層の葉で包まれており、ナゲットは葉で直接包まれており、ナゲットが乾燥するのを防ぎ、長持ちさせます。 外側は蓮の葉の層に囲まれており、ナゲットの味とほのかな蓮の香りが混ざり合い、ユーザーにとっておいしい味を作り出しています。
お菓子にしたり、豚肉と合わせて調理しても美味しくいただけますが、一番はシンプルにバナナと一緒にそのまま食べることがおすすめです。
コムは、餅、もち米、青米など、さまざまな料理の原料としても利用できます。その中で、一番人気なのは餅菓子の「バインコム(Bánh cốm)」です。緑のお餅の中に、甘い緑豆餡が入ったお饅頭のようなお菓子です。